開運招福や商売繁盛をもたらす縁起のいい置物として、古くから日本人に親しまれている招き猫。招き猫発祥の地とされ多くのご利益を与えてくれると言われる有名な場所が、東京世田谷にある豪徳寺。1000 体以上の招福猫児(まねぎねこ)がずらりと並ぶ光景は、猫好きにはたまらない福がいっぱいなパワースポットです!!
招福猫児(まねぎねこ)に願を掛けて家に持ち帰った人たちが、願いが成就したのちに返納しにくる場所だそうです。ということは、これだけ多くの人の願いが叶ったということ!?
そもそも猫とお寺の関係
彦根藩の二代目藩主・井伊直孝がある日、鷹狩りの帰りにこの付近を通ったそうです。 小さく貧しい寺の前を通りかかったとき、一匹の白猫が直孝に向かって手招きをしました。不思議に思った直孝が招かれるまま寺の中に入ると、たちまち天候が急変して「雷雨」になったと言います。雨に濡れるのを猫が救ってくれただけでなく、和尚の法談を聞くこともできたのを大いに喜んだ井伊直孝は寺院を復興させ、それ以来、井伊家の菩提寺にしたというもの。
寺に福を招いた白猫は崇められ、その姿を模した招き猫が作られるようになったと言われています。彦根市のキャラクター「ひこにゃん」は、ここ豪徳寺の「たま」にちなんだもの。ひこにゃんも豪徳寺を訪ね、井伊家のお墓をお参りをしたことがあるのだそうです!
彦根藩主 井伊家墓所
豪徳寺は、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼のお墓(東京都史跡)があることでも有名です。広大な墓所内には、ネコと出会った井伊直孝をはじめ、6 代彦根藩主・井伊直恒、10 代・井伊直禔、12 代・井伊直幸、そして 15 代で幕末期の江戸幕府で大老を務め「桜田門外の変」で暗殺された井伊直弼、16 代・井伊直憲の墓の他に正室や子孫などの墓が建てられています。
特に紅葉の季節がオススメ!!
自然いっぱいの境内は、新緑の季節も素敵ですが、歴史あるお寺に映える美しい紅葉は別格です。他にも、狛犬が乗った大きな香炉や、三重の塔、1679年に作られた梵鐘など見どころがいっぱい!
2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」の盛り上がりもあってか、平日でも参拝客が増えているようです!後の徳川四天王の1人井伊直政(菅田将暉)がどう成長して行くのか、楽しみになってきましたね!
井伊家の菩提寺と知らずに訪れた私。え?直虎の!あの万千代の!!!・・・なんて興奮しながら1時間も滞在・・・。今日は日曜日!帰って大河ドラマ見ます♪
東京都世田谷区豪徳寺二丁目24番7号
小田急豪徳寺駅から徒歩10分