奈良県吉野郡天川村にある天河大弁財天社。日本五大弁財天のうちのひとつ、通称、天河神社へ行ってきました。
「熊野」「高野」「吉野」の三大霊場の中心地となる強力なパワースポットととして、知る人ぞ知る場所。
初代神武天皇がこの地から言霊を受け、国造りの精神を天から授かり出発した聖なる地でもあり、空海が最大の行場としたのもこの天河神社です。
この神社は、ご縁が無かったり、来るべきタイミングではないとお詣りすることが出来ない。
神様に呼ばれないとたどり着けない神社。
と言い伝えられているのがわかるほど、本当に秘境!!
柿坂宮司様に講話していただき、その中で印象的だったのが、
「あなたは、なぜここへ呼ばれたと思いますか?」というお話。
「それは、魂が呼ばれたのです。この天河に来る人は必ず人生のターニングポイントになるのです」と。
大峰山には75の行場があり、山伏たちが修行をした修験の山。それを密教の世界観で例えると、
天河から南の熊野を胎蔵界
母親の胎内にいるような熊野のなだらかな山並。
天河から北の吉野を金剛界
生まれてから人生を全うするような、起伏の非常に激しい風景。
熊野から吉野のちょうど中心にあるのがこの天河神社。
ここで、自分の氣を祓い清めることで霊性を高め、全てリセットし、新たな人生のスタート地点となる。
神社は古来より、人々に「霊的元気回復」をもたらす「場」
神事とは古来より、人々に「霊的元気回復」をもたらす「時」
なのだそう。
絶対なる!ターニングポイント!と感じられるぐらい異世界。本当に氣持ちのいい場所。
こちらが、山に向かって建つ本殿と、その向かいに建つ能舞台。
他の神社と全然違う造りになっていて、ご祈祷していただくと玉串を持ってこの長い階段を一段ずつ上がります。そして、登った頂上に祭壇があり、そこでお詣りをさせて頂きます。
祝詞に続き、般若心境を唱える宮司様。
山へ入るときは法螺貝に山伏の服装に着替えるのだとか。
とっても荘厳な雰囲気で、この場にいられるだけで感謝の氣持がいっぱいになりました。
天河神社の拝殿の鈴は、このように珍しい形をしていて、神宝五十鈴(いすず)と呼ばれています。
天照大御神が天岩屋戸にこもられたとき、天宇受売命が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)をもって舞い、誘い出すことに成功!そのおかげで天地ともに明るく照りかがやいたという伝承に登場する、天宇受売命が使用した神代鈴と同様のもの、と言い伝えられています。
この鈴、鳴らすのがとっても難しい!
こちらは、五十鈴守。
三魂 みむずび の精神を表しています。
生魂 (いくむすび)
万物を生み出すいきいきとした生命力の状態
足魂 (たるむすび)
働きが満ち溢れて(充足している)状態
玉留魂 (たまずめむすび)
全体が統一され一体になる魂の状態
可愛い鈴の音は、心身は深く清められ、魂が調和し本来あるべき状態に戻り、新たな活力が湧いてくる。
ゴールドとシルバーがあります。
そして、古代言霊御託宣という日本一難解なおみくじ!
読めなすぎて諦めていたら、こんなサイトが!
天河大弁財天社のおみくじの意味
やっと神様からのお手紙を受け取ることができました。涙
このサイトを作ってくれて、ありがとうございます!!
天川村には、いくつかのペンションや民宿があります。ぜひ泊まりで行かれてみることをオススメします!
朝は朝拝があり大祓の祝詞を奏上してもらい、夜はライトアップされた荘厳な風景も見ることができます。
日常から離れ、山奥の何もないところで、鳥や虫の声を聞きながらゆったりとした時間をすごしてみる。それが私達現代人に一番必要な修行です。と、宮司様がおっしゃってました。
このブログを読まれた方も、きっと人生のターニングポイント。
神様に呼ばれてます!