お伊勢さんは、日本全国民の総氏神様。
「行くところ」ではなく「帰るところ」。
そんな言葉を聞くとキュンとする。
今年も1年、健康で無事に過ごせたことのお礼をお伝えしに、伊勢神宮へお詣りしてきました。
五十鈴川の御手洗場(みたらし)で清めます。
朝一番の誰も歩いていない参道をゆっくり歩くのは、最高に気持ちが良い!
御垣内参拝をさせていただくと、白い絹の布、御帳(みとばり)の奥でお詣りすることができます。
神官について中に入るまでの道のりは、大きな玉砂利がたくさん。とても歩きにくくゆっくりと歩きます。
なぜこんなに歩きにくいのか。
それは、人生と同じだから。だそう。
その道を歩き、天照大神の前へ立たせてもらう。とっても優しいエネルギーに包まれた気がしました。
そして、神楽殿で御神楽奉納をさせていただきました。同じ時間に奉納した方のおかげで、特別大大神楽を見せていただきました!!!
神宮でのお神楽は、雅楽や舞を伴った特別なご祈祷のことを言い、願い事を直接神様へ伝えてくれます。
一生に一度は、お伊勢さんで御神楽をあげたい!と言うのが江戸庶民の憧れだったそう。とっても優雅で、自分のためにあげてくれた祝詞を聴いた時は感動で涙が溢れました。
▲ 倭舞 : 舞人は舞女が緋色の長袴に、白い千早をつけ、紅梅をさした天冠をいただき、右手に五色の絹をつけた榊の枝を持って、楽師の歌にあわせて舞います。舞振りは優雅で歌に伴奏する和琴、笛、篳篥、笏拍子の調べは、単調ながらも幽玄な余韻があります。
https://www.isejingu.or.jp/visit/prayer/kagura.html
▲ 人長舞 : 舞人は葦に千鳥模様を青摺にした小忌衣をつけ、手には御鏡を模した白い輪のついている榊を持ち1人で舞います。舞振りは落ちついた神々しいもので、いわれもめでたい歌舞として尊重されています。
https://www.isejingu.or.jp/visit/prayer/kagura.html
▲舞楽 : 雅楽には、日本古来の歌や舞の系譜をひく国風歌舞、5世紀から10世紀にかけて中国大陸や朝鮮半島、また林邑、天竺などから渡来した外来音楽、11世紀ごろ日本の宮廷で流行した朗詠・催馬楽という3種類の種目があります。国風歌舞には御神楽・倭舞・東遊などがあり、特徴として歌が中心で、和琴・笏拍子などの楽器を伴奏に用い、多は神事に関わって演奏されます。外来音楽には、中国大陸から渡来した唐楽と朝鮮半島から伝わった高麗楽とがあります。唐楽には笙・篳篥・龍笛・羯鼓・太鼓・鉦鼓など、高麗楽には高麗笛・篳篥・太鼓・鉦鼓・三ノ鼓などの楽器を用います。これら唐楽・高麗楽を伴奏とする舞を舞楽といいます。唐楽の舞は左舞と呼ばれ、赤色を基調とする装束を着けて舞うのに対し、高麗楽の舞は右舞といい、緑色を基調とする装束で舞います。
https://www.isejingu.or.jp/visit/prayer/kagura.html
奉納されたお酒の中に、おかげさまという銘柄のお酒を見つけました。このおかげさまという言葉、日本語にしかないそうです。
来年も笑顔で元気にお礼詣りに来ます!
そして、お伊勢詣りで絶対忘れてはいけないのが、冬限定の赤福ぜんざい!!
こちらは私が頂いた、神饌と神宮大麻。神宮大麻(じんぐうたいま)とは御札のこと。
立派な木箱に入った大麻は、「天照皇大神宮大々御神楽祈祷大麻」と書かれ、高さ315mm x 幅80mm x 厚30mmあります。
中に大麻(おおぬさ:祭事の時に神官が持っているふさふさした道具)が入っているそうです。
どうしよう・・・今年神棚を新しくしたのに入らない!!!
という問題もありながら、無事2/1の旧正月に合わせ、自宅の大麻を新しくしました。
とっても良い新年が迎えられた気がします!