横浜中華街の中心にある横浜媽祖廟は、清国領事館があったといわれる場所に2006年に建立された建物で、台湾にある台南祀典大天后宮の協力並びに廟印を授与されているそうです。
天后とも呼ばれた媽祖さま。門をくぐると八角形の廟堂があり、台湾の友人も台湾にいるのかと勘違いするほど立派な作りになっています。
▲こちらが媽祖様。海の女神であり、中国道教の中で最も位の高い神様。
航海の安全を守る神様だけでなく、子宝の神様、安産の神様、縁結びの神様、学問の神様といった様々なご利益があると云われています。
▲たくさんあるお守りの中でもひときわ輝いていた貔貅(ヒキュウ)。今日はこの貔貅を授かりたくてわざわざ来ました。
私の前にも、同じように遠くから貔貅を求めて来た人がいたそう。
風水では四霊とされる竜、鳳凰、亀、麒麟にならび、良い事が起こる前兆という意味を表す瑞獣で神獣の一つ。貔は雄で、貅は雌。
中国神話の中で貔貅(ヒキュウ)は龍王の9番目の子供で、金・銀・珠宝を主食とする神獣と言い伝えられています。いつも食べ過ぎてお腹を壊し、所かまわず排泄をしていました。そこへ天帝が戻ってきて知らずに踏んでしまったのです。激怒した天帝に罰を与えられお尻の穴を閉じられてしまったそうです。
そのため貔貅(ヒキュウ)は、金・銀・珠宝を食べても排泄することができなくなり、蓄財・招財を象徴する神獣と言われるようになりました。
▲ 貔貅と新年限定のお参りセットを持って媽祖様の前へ。
▲ まずは、天上聖母 媽祖様にご挨拶。続いて、臨水夫人様、註生娘娘様、文晶帝君様、月下老人様、福徳正神様にお参りの挨拶をします。
▲貔貅に魂入れをします。
名前・住所・生年月日を伝え、お線香の煙の中を3回まわしながら呪文を唱えます。唱え終わったら貔貅を袋の中に納めると魂が宿るそう。
魂入れしたとたん、一気に可愛さ倍増!
▲ 最後に金紙のお焚き上げをします。
出かけるときはカバンやポケットにいれて一緒にお出かけします。
そして眠るのが大好きな貔貅は、鈴やベルで起こしてあげるとことが大事だそう。
そしてお水をお供えしてあげる。とにかくペットのように可愛がってあげることでより力を発揮してくれるのだそうです。
とにかく可愛くてしょうがない!
今日も一緒です。