神社に参拝させていただくと、形代を見かける季節となりましたね!
もうそんな季節か!とビックリします。
毎年6月の後半に夏越の大祓が行われ、茅の輪くぐりが行われます。
こちらは、はだか祭りで有名な愛知の国府宮神社の茅の輪。
大祓は夏越の大祓と年越の大祓と年に2回あり、半年間ためた心身の穢れや諸々の罪や過ちを祓い清め、幸福に過ごせるよう祈願する儀式のこと。
身代わりの形代に穢れを移し、大祓詞を宮司さんにあげてもらう。
その毎年恒例の大祓、古代から受け継がれた変わらぬご神事・・・
なのかと思っていたら、まー違った!!
詳しくは、國學院大学の博物館へ行って頂きたいのですが、
元々は個人の罪穢れを祓う儀式ではなく、国家の罪を解き朝廷に奉仕するためのご神事。
それが道教や仏教、陰陽道、儒教のそれぞれの時代の思想を取り入れながら変容し、今日の大祓の作法が形作られてきているのだそう。
その道教や仏教の取り入れ具合が、とんでもなく面白い!日本人って良いね!
祓詞の原本や古代朝廷の祓具など、なかなか見れない資料がたくさん見れます!
行けない方は、先日ニコニコ生放送で配信のあった、
企画展「祓-儀礼と思想-」(國學院大學博物館)を巡ろうのアーカイブをご覧ください!
マニアな先生方のマニアックな解説が本当に面白いです!!この内容が無料ってとっても贅沢!!
國學院大学博物館に行くときには、渋谷・青山の總鎮守として親しまれている、金王八幡宮(こんのうはちまんぐう)にも寄ってみてください!
社殿と門は渋谷区指定有形文化財にもなっており、徳川2代将軍秀忠の世、慶長17年(1612)に3代将軍徳川家光の乳母春日局と守役青山忠俊によって造営されたもの。
龍や虎の彫刻が見事です!
社殿ではご祈祷が行われており、太鼓の音にゆらゆら揺れる稲がかわいかった!
なかなか渋谷は近寄り難い街ですが、ちょっと歩くとこんな素敵な落ち着ける場所もありました!