モニュメントバレーモニュメントバレーでは、夜空を見上げると信じられないぐらいの数の星をみることが出来ました。天の川が大きく、はっきり見えて・・・大感動!
モニュメントバレーは、アメリカ最大の部族であるナバホ族の居留地の中にあり、ナバホ族の聖地と呼ばれる場所。
居留地とはリザベーションと呼ばれ、独自の大統領、法律、国旗、国章、学校などを持ち、自治権がアメリカ合衆国から認められた独立国家のような場所。そして、開拓時代白人たちが勝手に区切り与えた土地でもあります。
朝RVパークで目を覚ますとこの絶景!
最高のロケーションでした。
この大自然の中で暮らす牛たちまでも羨ましく感じるほど。
実は、今回の一番の目的が、ここに来ること。(個人的に)
二十数年前、心奪われたこの一枚の写真がきっかけ。1904年に民俗学者でもあり、写真家のEdward Sherriff Curtis が撮ったもの。
不思議と心がドキドキして、見惚れていました。当時はどこにあるかもわからなかったし、まさか同じ景色の中に立てるなんて想像もできなかった。
今でも守り続けてくれているナバホ族の人たちのおかげで、同じ景色を見れている。感謝しかない。
正式にはモニュメントバレー・ナバホ・トライバル・パーク(Monument Valley Navajo Tribal Park)と言い、アメリカ合衆国の国立公園ではありません。国立公園化の話を何度も断り続け、ナバホ族が直轄管理しています。
3時間のツアーに参加すると、ナバホ族のガイドさんが歴史を語りながら、サファリスタイルの車で見所を案内してくれます。
果てしなく続く赤茶色の大地と青い空!
ここは、有名なジョン・フォードポイント。映画監督のジョン・フォードによって映画のロケに使われ、一躍有名になりました。
他にも「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」「フォレストガンプ」「トランスフォーマー」など多くの映画のロケ地にもなっており、日本でも多くのCMで見かけたことがあると思います。
登った上からの景色。
ガイドさんが演奏してくれた、インディアンフルート。
心地よい音色をお聴きください!
石に刻まれたペトログリフ。
1863年頃ナバホ族はアメリカ政府による強制収容を受けてこの地を追われ、1868年に保留地として認められ帰還。
それは、ロングウォーク・オブ・ナバホと呼ばれ、インディアン民族に対する民族浄化政策のこと。知れば知るほど胸が痛くなる歴史がある。
一回行っただけなんかでは、この記事を書くのも恥ずかしいほど、分かり知り得ないことがいっぱいあり、今も現代社会との間で葛藤を抱えながら、ここで昔ながらの生活をしている人がいる。
必ずもう一度行きたい場所になりました。
夢見てたみたい・・・。