昨日は、鉱物業界で知らない人は居ない権威ある先生の研究セミナーに参加する事ができました。テーマは『レインボークォーツ』。比較的最近市場に出てきた鉱物で、レインボークォーツは結晶のr面に見る事ができる、虹色の輝きが美しい鉱物です。
宝石学を学ぶ前は、この鉱物は人工的に作られた存在だと思っていました。と言うのもオーラ水晶と呼ばれる、イオン化した金属を吹きかける事で人工的に表現できるからです。今考えれば人工的に作り出されたものと自然でできた違いは歴然ですが(笑)
この鉱物の正体解明には先生も何年もの歳月がかかったそうで、やはり一つの事に探求する姿勢はカッコイイよすぎて感動してしまいました。詳しい事をここで言えないのが残念ですが、やはり鉱物にとって結晶化する温度は重要です。それだけでなく酸化するエネルギーがあるからこそ、レインボークオーツのような奇跡の輝きを作り出す事ができるのですね。
偶然のようで偶然ではない、地球はすごいですね!! また本日は素晴らしい秘密を知る事ができました。
ラマン分光器を生んだ、C.V.Raman博士が発見したアメシスト。そのアメシストはラーマン効果と呼ばれる美しい虹色(短波の方の可視光)の輝きを見る事ができるのですが、そのアメシストを見つける最大のポイントを知り、今すぐにでも鉱山に入って宝物を捜したい気分です。
近いうちに、ラマン効果を見る事ができるアメシストをご紹介できれば嬉しいです。